2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

エルゴメーターの時間と歩数の関係

**エルゴメーター10分の歩数** エルゴメーター10分の歩数は、その人の体重や年齢、運動強度などによって異なります。 一般的に、体重が軽い人や年齢が若い人は、体重が重い人や年齢が高い人よりも多くの歩数を踏むことができます。また、運動強度が高いほど…

認知症で、食事が進まない場合にどう考えるか

. 認知症で食事が進まない患者さんがいます。 まずは食事が進まない原因を考えてから、対策を検討することをお勧めします。 認知症患者さんの、食事が進まない原因は、2つ考えられます。 1つは「失行」がある場合、もう1つは「食事が認識できていない」場合…

危険な不整脈と危険でない不整脈の見分けるポイント

運動時の不整脈は、心臓が規則正しく拍動しなくなる状態です。運動時の不整脈には、危険なものと危険でないものがあります。 **危険な不整脈**・心室細動・心室頻拍・房室ブロック **危険でない不整脈**・洞性頻拍・洞性徐脈・期外収縮・心房性頻拍・心房性…

脈圧(収縮期血圧と拡張期血圧の差)が大きい場合と小さい場合の違い

Q.脈圧(収縮期血圧と拡張期血圧の差)が大きい場合と小さい場合の違いを教えてください。 A.脈圧の正常値は40~60mmHgです。 まず、脈圧が大きくなる場合ですが、脈圧65mmHg以上で心筋梗塞や脳血管疾患のリスクが高くなるといわれています。 脈圧が大きい…

腱の役割とトレーニングについて

**腱の貢献** * 腱は、筋肉の力を骨に伝える重要な構造である。 * 腱は、筋肉の長さの約5%を占める。 * 腱の弾性は、筋肉の収縮に伴うエネルギーを貯蔵・放出するのに役立つ。 * 腱の弾性は、関節の可動域を拡大するのにも役立つ。 * 腱の強度は、筋肉の力…

エルゴメーターで体力や筋力を向上するための目安

エルゴメーターで、体力や筋力向上に必要な運動時間や負荷量は、運動の目的や個人の体力レベルによって異なります。しかし、一般的な目安として、以下のエビデンスに基づいて運動を行うと良いでしょう。 **有酸素性持久力の向上** ・運動時間:週3~5日、30…

エルゴメーターの運動の効果

エルゴメーターとは、有酸素性運動量を計測するために用いられる機械のことで、自転車エルゴメーター、トレッドミルエルゴメーター、ステアエルゴメーターなどがあります。 エルゴメーターを用いた運動による体力の向上のエビデンスは数多くあります。その中…

歩行とエルゴメーターの運動効率の比較

歩行とエルゴメーターの運動を比較した研究では、エルゴメーターの運動の方が運動効率が良いことが示されています。 例えば、2013年に発表された「歩行とエルゴメーターの運動のエネルギー消費量の比較」という論文では、歩行とエルゴメーターの運動を比較し…

効果的な運動療法: パーキンソン病の小刻み歩行を改善する方法

パーキンソン病の小刻み歩行に対するエビデンスのある運動療法は以下の通りです。 * **トレッドミル歩行訓練:** トレッドミル歩行訓練は、パーキンソン病の小刻み歩行を改善する最も効果的な運動療法の一つです。トレッドミル歩行訓練では、患者の歩行速度を…

安静時と運動時のリンパ液の流れ

安静時と運動時におけるリンパ液の流れの変化については、多くの研究が行われていますが、その結果はまちまちです。しかし、運動によりリンパ液の流れが促進されることは、多くの研究で一致しています。 **運動時におけるリンパ液の流れ** * 運動により、リ…

加齢による身体の痛みの原因

**加齢による身体の痛みの根拠** * **組織の老化:** 加齢に伴い、筋肉、骨、関節などの組織が老化し、痛みを感じやすくなる。 * **炎症:** 加齢に伴い、慢性炎症が起こりやすくなり、痛みを引き起こす。 * **神経系の変化:** 加齢に伴い、神経系の機能が低下…

何故、加齢とともに体力は低下するの?

加齢とともに体力が低下する要因は、主に以下の3つです。 1. **筋肉量の減少** 筋肉量は、20歳をピークに徐々に減少します。この筋肉量の減少は、サルコペニアと呼ばれています。サルコペニアは、筋力や身体機能の低下を引き起こし、転倒や骨折のリスクを高…

転倒予防を脳機能の観点から考える

転倒予防を脳機能の観点から考える場合、重要なのはバランス能力と認知機能です。 **バランス能力** バランス能力は、脳幹にある前庭系と小脳によって制御されています。前庭系は、内耳の三半規管と耳石器からなる器官で、頭の位置や動きを感知しています。…