運動時の不整脈は、心臓が規則正しく拍動しなくなる状態です。運動時の不整脈には、危険なものと危険でないものがあります。
**危険でない不整脈**
・洞性頻拍
・洞性徐脈
・期外収縮
・心房性頻拍
・心房性徐脈
不整脈が危険かどうかを見極めるには、以下の点に注目します。
・脈の乱れが規則正しいかどうか
・脈の乱れが持続するかどうか
・脈の乱れが胸の痛みや息切れを伴うかどうか
危険な不整脈は、突然死のリスクを高めます。危険な不整脈が疑われる場合は、すぐに病院を受診してください。
**もとになる論文**
・[運動中の不整脈-診断と管理](https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5820642/)
・[運動中の不整脈](https://www.heart.org/en/health-topics/arrhythmia/about-arrhythmia/arrhythmia-and-exercise)
脈の乱れが規則正しいか、正しくないかを見極めるポイントは、以下の通りです。
**規則正しい脈**
・脈の間隔が一定である
・脈のリズムが一定である
**不規則な脈**
・脈の間隔が不規則である
・脈のリズムが不規則である
不規則な脈は、必ずしも不整脈ではありません。例えば、呼吸性不整脈は、呼吸に合わせて脈が速くなったり遅くなったりする生理的な現象です。しかし、不規則な脈が持続したり、胸の痛みや息切れを伴う場合は、不整脈の可能性があります。
不整脈が疑われる場合は、以下の方法で脈をチェックしてみてください。
1. 親指と人差し指で手首の内側にある橈骨動脈を触れる
2. 1分間に脈を数える
3. 脈の間隔とリズムに注目する
脈の間隔やリズムが一定でない場合は、不整脈の可能性があります。ただし、不整脈の診断は、医師が行う必要があります。
不整脈が疑われる場合は、すぐに病院を受診してください。特に、以下のような症状がある場合は、注意が必要です。
・胸の痛み
・息切れ
・めまい
・失神
これらの症状がある場合は、不整脈が心臓発作や脳卒中を引き起こす可能性があります。すぐに救急車を呼んでください。
**もとになる論文**
・[脈の乱れ - 脈の数え方と不整脈の識別方法](https://www.heart.org/en/health-topics/arrhythmia/about-arrhythmia/how-to-count-your-pulse-and-identify-arrhythmias)
・[不整脈の症状と兆候](https://my.clevelandclinic.org/health/diseases/17168-arrhythmia/symptoms-and-causes)
