糖尿病

認知症の発症リスクのうち、「自分次第で改善できる9つのリスク要因」

2017年に英国の医学雑誌「ランセット」が数々の研究結果を解析し、認知症の発症リスクを高めるさまざまな要因のうち、「自分次第で改善できる9つのリスク要因」を発表している。 そのリスク要因は年代によって分かれていて、小児期の「①低学歴(11~…

「野菜」から食べる──ベジタブルファーストのすごい効果

食事の際、食べる順番を変えると血糖値も大きく変わる。 2型糖尿病患者や前糖尿病段階の人と健康な人を対象にしたいくつかの研究によると、デンプン質の炭水化物を摂る前、食事の最初に繊維質の野菜を摂ると、血糖値が最低20%~最高70%、インスリン値が最…

血糖値の急速改善法:酢を活用

「食前の酢」で血糖値が10秒で改善する 写真はイメージ ©️AFLO たった10秒で血糖コントロールを改善する方法がある。 その秘密は? 食事の前に酢を大さじ1杯飲めばいい。 酢が血糖コントロールに与える影響を調べた研究をメタ分析したところ、食事前に大さじ1…

「食塩」は「高血圧」だけでなく「糖尿病」とも関係

「食塩」は「高血圧」だけでなく「糖尿病」とも関係が 「食塩」と聞くと「高血圧」を想起する方が多いと思います。でも今日は高血圧ではなく「糖尿病」のお話。 「塩を控えていた人たちは糖尿病になるリスクが低かった」という論文のご紹介です。報告したの…

炎症を引き起こさない食事が糖尿病を遠ざける

男性の5人に1人、女性も10人に1人が糖尿病の疑い もはや身近な病気となった「糖尿病」。 2019年時点では男性の5人に1人、女性でも10人に1人に「糖尿病」の疑いがあることが分かりました。そしてこの割合は「年齢」が上がるほど増えていきます [厚生労働…

糖尿病の血糖値を下げる薬

**1. 内服薬** 糖尿病の血糖値を下げる内服薬には、以下の種類があります。 * **スルホニル尿素薬** スルホニル尿素薬は、膵臓からインスリンを分泌させる薬です。インスリンは、血糖値を低下させるホルモンです。 スルホニル尿素薬は、1型糖尿病と2型糖尿病…

こんにゃく由来グルコシルセラミド摂取による脳内アミロイドβ蓄積に対する抑制効果の探索的試験

目的 アルツハイマー病(AD)は、記憶障害や認知機能低下により社会生活に悪影響を及ぼす認知症の一種である。こんにゃく由来のグルコシルセラミドをADモデルマウスに経口投与すると、アミロイドβの脳内蓄積が抑制され、認知能力が改善することが知られてい…

脱水と低血圧と頻脈と高齢者

脱水症の症状 「脱水症」とは、体内の水分が足りない状態のことをいいます。 「脱水」になると、自覚症状としては口の渇きや体のだるさ、立ちくらみなどを訴えることが多いです。皮膚や口唇、舌の乾燥、皮膚の弾力性低下、微熱などが起こります。そのほかに…

運動のアルツハイマー病予防効果の仕組み

はじめに 運動がアルツハイマー病のリスクを減少させる要因が、ホルモンのイリシンにあることが分かったとの研究結果が、米マサチューセッツ総合病院の研究チームにより発表された。 イリシンは、運動中に体内を循環するホルモン。学術誌Neuron(ニューロン…

認知症のリスク要因としての2型糖尿病

目的: 2型糖尿病は、男性よりも女性の心血管疾患の過剰なリスクをもたらします。糖尿病も認知症の危険因子ですが、協会が女性と男性のどちらで類似しているかは不明のままです。未発表のデータのメタ分析を行い、糖尿病の女性と男性との性別の関係を推定しま…