交感神経優位と副交感神経優位における心臓の心拍出量の差

 

交感神経優位と副交感神経優位における心臓の心拍出量の差は、以下の数値で表されます。

 

**交感神経優位時:** 約 5 ~ 8 L/分

**副交感神経優位時:** 約 3 ~ 5 L/分

 

差:**約 2 ~ 3 L/分**

 

**もとになる論文**

 

* Berne RM, Levy MN. Principles of Physiology, 4th ed. Mosby; 2008.

* Guyton AC, Hall JE. Textbook of Medical Physiology, 13th ed. Elsevier; 2016.

* Boron WF, Boulpaep EL. Medical Physiology, 3rd ed. Elsevier; 2016.

 

**備考:**

 

* これらの数値は平均値であり、個人差があります。

* 心拍出量は、心拍数と一回拍出量(心臓が1回の拍動で送り出す血液量)の積で計算されます。

* 交感神経は心拍数を増加させ、一回拍出量を増加させます。副交感神経は心拍数を減少させ、一回拍出量を減少させます。63.5.H1421

 

**注:** 心拍出量は多くの要因により影響を受けるため、実際の差は個人によって異なる場合があります。