代謝当量(MET)と日常生活活動におけるエネルギー消費の関係

 

代謝当量(MET)と日常生活活動におけるエネルギー消費の関係について、さらに詳しい情報を提供させていただきます。

 

代謝当量(MET)

METs は、身体活動のエネルギーコストの標準的な尺度です。1 MET は安静時のエネルギー消費量として定義され、体重1キログラムあたり1分あたり約3.5 mlの酸素( mL / kg/min)となります。アクティビティのMET値はアクティビティの強度を反映しており、MET値が高いほどエネルギー消費量が高いことを示します。

 

日常生活活動におけるエネルギー消費量

ウォーキング、掃除、料理などの日常生活活動は、1 日の総エネルギー消費量に大きく寄与する可能性があります。これらの活動のエネルギー消費量は、活動の酸素摂取量とエネルギーコストに基づくMET値を使用して推定できます。たとえば、中程度のペースで歩く場合のMET値は3.5です。これは、安静時の約3.5倍のエネルギー消費が必要であることを意味します。

 

一般的な日常生活活動とそのおおよそのMET値は次のとおりです。

睡眠: 0.9メッツ

静かに座っている場合: 1.0メッツ

静かに立つ: 1.2 METs

ゆっくりとしたペースで歩く: 2.0メッツ

適度なペースで歩く: 3.5メッツ

清掃(掃除機をかける、モップがけなど): 3.5 METs

調理: 3.0メッツ

 

アクティビティのエネルギー消費量を見積もるには、アクティビティのMET値に体重(キログラム)とアクティビティの継続時間(時間)を掛けます。たとえば、体重70 kg の人が中程度のペースで1時間歩く場合、エネルギー消費量は次のようになります: 3.5メッツ* 70 kg * 1時間= 245 kcal。

 

このトピックに関する元の研究に関しては、重要な研究の1つがエインズワースらによって行われました。(2000)、身体活動とそのMET値の包括的な概要を提供します。この研究はジャーナル『Medicine and Science in Sports and Exercise』に発表され、日常生活活動におけるエネルギー消費量を推定するための参考情報として広く使用されています。