健康高齢女性の立ち座り動作の特徴:地面反力測定による着座衝撃評価

 

 

概 要


目的 :

この研究の目的は、高齢者の StandTS 動作の生体力学を調査し、座位衝撃力を測定することで最適な StandTS 動作を特定することでした。参加者の足と椅子からの地面反力、体幹と足首の角度、垂直速度、姿勢筋活動を、それぞれフォースプレート、モーションアナライザー、筋電図を用いて測定しました。

 

結果 :

StandTS 動作中の座位衝撃力は、若い女性よりも年配の女性の方が有意に大きかった高齢女性では、StandTS 運動中の体幹角度と足首角度の間に有意な差があり、着座衝撃力は足首関節運動と有意な負の相関を示した。

 

結論:

足首関節戦略は、単一セグメントの倒立振子に似た体の揺れによって特徴付けられ、この反応は高齢者ではあまり発達していないことを示唆しています。これらの結果は、足首関節戦略が着座衝撃力に関与する重要な要素である可能性を示しています

 

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jmi/69/3.4/69_278/_pdf/-char/en

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jmi/69/3.4/69_278/_pdf/-char/en