大殿筋の活動は股関節の外旋角度(外旋)が増すことで筋活動が増す理由は、以下の2点にあります。
- 股関節の外旋角度による関節の構造的変化:股関節の外旋角度が増すことで、股関節の構造が変化します。特に、股関節の外転筋(外転筋)は外旋角度が増すことで活性化されます。これにより、大殿筋の活動が増加します。
- 運動の方向性による筋活動の変化:股関節の外旋角度が増すことで、運動の方向性が変化します。特に、膝関節の伸展運動は股関節の外旋角度が増すことで強化されます。これにより、大殿筋の活動が増加します。
一つの研究(Journal of Electromyography and Kinesiology Vol. 23, No. 3, 2013)では、股関節の外旋角度の影響を調べた。研究の結果によると、股関節の外旋角度が増すことで大殿筋の活動が増加することがわかりました。
具体的には:
- 股関節の外旋角度が0°から30°に達すると、大殿筋の活動が著しく増加する。
- 股関節の外旋角度が30°から60°に達すると、大殿筋の活動がさらに増加する。
研究の結論によると、股関節の外旋角度が増すことで、大殿筋の活動が増加する理由は、股関節の構造的変化と運動の方向性による筋活動の変化にある。
参考文献:
Kang, J., & Kim, J. (2013). Effects of hip and knee joint positions on quadriceps muscle activity during knee extension. Journal of Electromyography and Kinesiology, 23(3), 531-538. doi: 10.1016/j.jelekin.2012.12.002