骨粗鬆症性椎体骨折の非薬理学的および非外科的管理に関する国際的コンセンサス
[背景・目的]
要約/理由我々は、骨粗鬆症性椎体骨折の非薬理学的および非外科的管理における知識のギャップを明らかにした。主な結果この国際的なコンセンサスプロセスにより、急性および慢性の椎体骨折患者に対する疼痛、栄養、安全な運動、および運動に関する集学的な生物心理社会学的推奨が確立された。意義:これらの推奨は、臨床実践の指針となり、今後の研究のための介入に役立つであろう。目的:骨粗鬆症性椎体骨折の非薬理学的および非外科的管理に関する推奨について国際的なコンセンサスを確立すること。
[方法]
(1)文献検索と内容分析、(2)調査票の作成、(3)専門家パネルの選定、(4)評価プロセスの第一ラウンド、(5)評価プロセスの第二ラウンド。第1ラウンドには49の記述と8つの自由形式の質問が含まれ、第2ラウンドには30の記述が含まれた。パネリストは、各ステートメントへの同意を9点満点で評価するよう求められた。各ステートメントのコンセンサスは、評価が中央値を含む3ポイント圏外であったパネリストの数をカウントすることによって決定された。
[結果]
医学、理学療法、運動学の学位を有し、骨粗鬆症性椎体の管理経験のある76名の専門家を招き、第1ラウンドには31名(41%)、第2ラウンドには27名(36%)の専門家が参加に同意した。第1ラウンドと第2ラウンド後の平均合意率は、それぞれ76.6%±16.0%と90.7%±6.5%であった。急性および慢性の椎体骨折患者に対する疼痛、早期満腹感、減量、装具、安全な動作、運動に関する推奨についてコンセンサスが得られた。
[結論]
われわれの国際的なコンセンサスは、骨粗鬆症性椎体骨折の管理を導き、将来の研究のための介入に情報を提供するための、学際的な生物心理社会的推奨を提供するものである。